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2010年8月25日 (水)

今年26冊目の本について。

こんにちは(*^^)v

今回は26冊目の本についてです。

またまた、本を選書するにあたって知った本で
仕事がらみなのですが・・・・。

消せない記憶―日本軍の生体解剖の記録 Book 消せない記憶―日本軍の生体解剖の記録

著者:湯浅 謙,吉開 那津子
販売元:日中出版
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著者の湯浅謙氏は日中戦争時、中国に軍医として渡り
生体解剖に加担した。

戦後中国で戦犯として収容され
そこで中国指導員に自分が犯した罪について
洗いざらい書いて提出するように言われる。

そんな中、ある一通の手紙を渡される。
それは生体解剖された男性の母親からのものだった・・・。

その手紙が引き金となって
自分が行った生体解剖が戦時下の当たり前のことと
罪の意識がなかった彼を目覚めさせた・・・

湯浅氏は日本に帰国した後、
講演を行い、戦争を二度と起こさせないための活動されている
ことが書いてあります。

戦後ずっと自分の行いに苦しんでこられた方たちも
ご高齢になり、NHKや民放のドキュメンタリー、
講演会、本などの文章化を今やらなくては・・・と
声にして次世代につなげて行ってくれています。

その証言を行うことがどんなに苦しいことであるか
それを考えると、多くの戦争を映像を通してしか
知らない、またはゲームの中でしか知らない
人たちは、耳を傾け、それを事実として受け止めて
行くことから始めなくてはならないと思いました。

その一方、

本の中で

同じことを行っていた元同僚から
日本に帰国後
「(湯浅氏が)なぜ、戦犯となったのか」聞かれて答えると
「あのことでか!!」と驚く反応をされた・・・・

戦争中、自分たちが行ってきたことを
「忘れて」しまった人たちがいる・・・・
戦時中なのだから当たり前だと思って
それに加担したことを忘れてしまう人たち。

そういう人もいたことに
私もショックを受けました。

もちろん一握りの人だと思うのですが・・・。

戦争から命を落とさず戻ってこられた人たちは
精神的にも深い傷を負ってこられる方々が
ほとんどだと思っていたので。

どの立場で戦争の中にいたかで
違うんですね・・・。

戦争時における
生体解剖・生体実験などの話は私が子どもの頃に
ものすごく話題となって
(『悪魔の飽食』ですけど)
大ショックを受けた一人ですので
そういうことが実際あったらしいことは
知ってはいたのですが・・・。

精神面については
当時は考えなかったな。

そういった点でも戦争は恐ろしいです・・・。

戦争を実体験では知らないけれど
語り継がれて
「忘れない」ようにし、
戦争のない世界を目差していかないとなあ。

ではでは。

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